本日、口蓋裂と中耳炎の手術を行っていただきました。
8時45分から始めて、14時頃に無事終了。
口唇裂のときは同室で騒ぎがあり、ドタバタしていました。
でも今年はすんなり入院手続き完了。
ただ去年よりも当人がパワーアップしてるので、大変さは倍増です。
戦いは入院当日から……
午前中から入院手続き。
言われていた30分以上前には病院に到着。
それでもかなりの待ち時間がありました。
なので娘は夫と一緒にいつもの外来用プレイルームへ。
そこから15分くらいして、ようやく手続きの順番に。
手続きを終えて迎えに行くと、私と目が合った瞬間飛び出してきてくれてそのかわいさったらもう殺人級で萌え殺されるかと……
手術へ向けて病棟へ
一緒に小児科病棟へ行き、オリエンテーション。
今年はあんよもできるようになっていたので、その後は病棟内にあるプレイルームでひたっすら遊んでました。
夫には途中で足りない荷物を取りに帰ってもらったりしていました。
その間に外来に呼ばれたり、お風呂に入ったりで何度かプレイルームを離れたんです。
そしたらもう泣くわ泣くわ……
お昼寝の時間にミルクが飲めなかったのでお昼寝もせず。
寝てないから余計に機嫌が悪かったんですよね。
病院でミルク出るからいいやと思って持ってこなかったんですが、病院から出せるのは乳児用ミルクのみ。フォローアップはないのだそう。
でも遊んでる最中は眠気も吹っ飛ぶのか…
しこたまあっちで遊んではこっちへ行き。
こっちで遊んではあっちへ行きを繰り返してました。
夕方には夫とバトンタッチ
夕方頃に夫が戻ってきたので、私は家に帰りました。
その間に娘の夕食の時間になっていて、他の子と一緒に食事室で食べていたそうです。
ご飯にも関わらず、椅子から抜け出してプレイルームの方へ走り出すこと数回。
家にいるとき以上に暴れまくってくれていたようです。
可能ならバンボとか持ってきてた方が良さそうだったかな……
手術当日の内容について
形成外科の先生から口蓋裂の手術の説明を。
耳鼻科の先生からは中耳炎の手術の説明を改めてしていただけました。
口蓋裂の方は後ろの喉ちんこから、歯茎のところまで縫い合わせるそうです。
ただ、丁度割れ目が見える前方の二ヶ所については、今回の手術では完全には繋げないそうです。
その部分は骨移植する際に、また手術をするそう。
おそらく8歳前後くらいかな。
中耳炎の方は、やっぱり中のおおきさがギリギリっぽいそう。
なので、切開だけになる可能性が高そうな感じです。
これは当日になってみないとわからなさそうですが……
口蓋裂手術はコップ飲みが条件
外来に行く前に先生が部屋に来てくださっていたんですが「哺乳瓶なしで飲み物を飲めますか?」と確認。
マグマグの練習用なら飲めると伝えると「コップで飲めないと手術延期ですよ」と。
前回そう説明されていたそうなんですが、記憶にまったくなく……
コップでも補助ありなら飲めますと説明したら、それでOKだったらしくお互いに一安心です。
会話の齟齬ってこわいね!!!
今年も術前は飲食制限
固形物は夕食で終了。
ミルクは2時45分、水やスポーツ飲料系は5時45分までとの指示がでました。
夕食が終わったあと、電池が切れたように眠り出した娘。
私が戻った頃には爆睡していました。
でも21時くらいに突然起きて泣き出したんです。
身体を掻いていたし、アトピーのせいで痒かったのかもしれません。
一時帰宅したときにミルクを持参。
飲ませてみるといつも通りスッと寝てくれたので一安心です。
最終時間前に看護師さんが起こしにきてくれるんですが、ベッドが固くてよく眠れなかったのか……スッと目が覚めたので時間通りに娘を起こしました。
2時に起こしてミルク、5時に起こしてアクアライト。
普段はむりやり起こして飲ませるようなことがないので、ちょっとだけ心配でした。
でもすんなり200mlずつ完飲。
去年と同じく朝一の手術だったので、今回もなんとか飲料問題はクリアできました。
朝一で手術の準備
結局私自身がほとんど寝てなくて、6時に起床。
がさごそしていたので、娘もそれにつられてか起きてしまいました。
ちょうど麻酔科の先生がきてくださって、娘の様子を確認。
何故か触診はかなり良い子にしてたのに、口を開けてと言った瞬間石のように固まりました。
歯ブラシ渡したら開いてくれるかと思ったんですが、それでも頑なに開けず。
結局お口の中は見せることができず説明のみ。
時間的にはもう飲食はアウト。
できれば8時くらいまで寝てほしかったのですが……
なにか飲みたいのか、それとも狭いところがイヤなのか。
グズり泣きし始めたので、病室の外にある小さめのキッズスペースへ。
プレイルームへ行けたらよかったんですが、10時から17時の制約があるので使えないんですよね。
結局おもちゃを持ってきたりを繰り返し、7時30分頃からはEテレにお世話になりました。
そのまま8時15分までテレビを視聴。
手術着に着替えて、睡眠導入剤で手術の準備です。
その頃ちょうど夫が到着。
出発の8時45分まで院内のコンビニで軽めの朝食を摂ってきました。
離れていたのはほんの数十分程度。
でも帰ってきたときにこれまた満面の笑みで娘が迎えてくれたので萌えころされるかと。
いよいよ手術開始
去年は手術当日付き添えたのは私のみ。
なのでそのまま私が手術室まで入りました。
でも今年は夫の休みがとれたので、夫が手術室に付き添いへ。
私は手術センターの前で待つことになりました。
手術室に入る前の準備をしている段階では、中の様子を覗くことができるようになっています。
でもその後、手術室の方へ向かって奥へ進んでしまうとわからず……
去年は眠くなって静かになるまで一緒にいることができたのでそうでもなかったんです。
でも今年は夫が戻ってくるまでどんな様子なのかまったくわからなかったので、ハラハラしていました。
手術が始まるとそうでもないんです。
でも部屋の前で待ってる間はそわそわしたんですよね。
今年は家族控室にいなくてもいいらしく、夫とそのまま病棟へ戻りました。
2時間くらいしか睡眠をとれていなかったので、狭いベビーベッドで仮眠。
10時30分くらいに目が覚めたとき、耳鼻科の先生が病室にきてくださいました。
この時点で中耳炎の手術は終わっていたようで、形成外科とバトンタッチをしたそうです。
心配していた鼓膜の大きさなんですが、なんとかチューブが入ったとのこと。
やっぱり結構な量の水が溜まっていたらしく、これで聞こえ方が大分クリアになるんじゃないかなあと。
中耳炎は繰り返す可能性があるとのこと。
これは前回の外来時にも説明を受けていました。
なのでこれで安心というわけではないですが、前よりも音や声がクリアになって、言語にもいい影響がでたらいいなあと思っています。
予定時刻よりも押している口蓋裂手術
耳鼻科の先生がきたのが10時30分。
そこから3時間が過ぎました。
元々3時間~4時間程度の手術とは聞いていたのですが、耳鼻科の先生が終わった瞬間にきた訳ではないのでそろそろ終わってもいいだろうなあと。
でもなかなか呼び出しは来ず。
結局14時前頃に呼び出しがかかり、再び手術センターへ。
先生が結果報告をしてくださったのですが
「手術自体は成功しました。ただ……」
なんて前置きするもんだから、なにかあったのか不安に。
最後にちょっと暴れてしまって口のガーゼを取ってしまったので、縫い付け処置を再度行ってたのでちょっと長くなってしっていたようです。
その5分後くらいに娘は看護師さんに連れられて出てきた娘。
そらもう暴れるわ泣きわめくわすごかったです。
去年よりもパワーアップした安全帯なのに、酸素マスクは外すわ、安全帯もものともせず寝返りしようとするわ、制御筒を振り回して外そうとするわ……
手術直後にも関わらず、とりあえず元気そうでなによりです。
去年は口唇裂で見た目に関わる手術でした。
なので手術センターからでてきたときは、口周りがかなり痛々しい感じだったんです。
でも今年は、お口のなかと耳の中なので案外そうでもなく。
痛いことには変わりないのですが、二回目というのと、夫がいたこともありちょっと平常心で居られました。
当人からしてみてば、去年よりも成長して、去年よりもいろいろなことがわかっているんだと思います。
恐怖の種類も「ただただわけがわからない」だけじゃなく、去年より格段にパワーアップしているはずです。
眩しい知らない部屋に連れてこられて、知らない人たちに囲まれて、押さえつけられて、眠くなって。
でも起きてもまだパパもママもいないし、なんだか痛いし苦しい。
いつもと呼吸の仕方も違うだろうし、聴覚もクリアになってなんだか世界の音がおおきく聞こえてくるようになって。
泣くしかできないのに、誰もなにもわかってくれない。
そんな風に思っていたかもしれません。
そんなことを思ったり、泣き続ける娘の姿をみていると、やっぱりどうしても涙が出てきちゃうんですよね。
娘は結局1時間近く泣き続けていました。
夫と二人で手を握って添い寝していたら、泣きつかれたのもあってすやすやと眠ってくれました。
娘は私が経験したこともないようなことを、小さな身体でいつもがんばってくれています。
これからまだまだやらなきゃいけないことが山積みだけど、いい方向にいってることは間違いないはずなので。